ベトナム料理の魅力
ベトナム料理は、まったく異なる食文化であるフランスと中国の影響を強く受けながら、独自に発展してきた料理です。
世界三大料理として知られるフランス料理と中華料理の良い要素を取り入れつつ、独自の個性を築いてきたベトナム料理はまさに絶品!
マイルドで食べやすいながらも、香辛料の効いたスープや新鮮なハーブ、バラエティ豊かな食材や食感の組み合わせには、南国気分を味わえること間違いなしです。
本記事では、日本で見かけたらぜひ食べてほしい筆者おすすめの絶品ベトナム料理をご紹介します。
フォー
まずは、ベトナム料理の代表格「フォー」!
あっさりながらもコクのあるスープと、ツルもち触感の麺とのハーモニーにハマること間違いなしです。
フォーのスープは、牛骨や鶏ガラをベースに、シナモンやクローブ、カルダモンなどの香辛料を加えてじっくりと煮込んだもの。
この香り高いスープに、ライスヌードルと牛肉や鶏肉を加え、新鮮なハーブやレモンを添えて食べるのが一般的です。 一口飲むと、口の中に広がる幸せな味わいに感動することでしょう。
生春巻き・揚げ春巻き
ベトナム料理といえば、生春巻きと揚げ春巻きも外せません生春巻きは、ライスペーパーで具材を包んだヘルシーな一品。
透明感がありモチモチのライスペーパーの中には、シャキシャキの野菜や香菜、新鮮なエビや春雨などが入っています。
さっぱりとした味わいで、ベトナムで欠かせない甘酸っぱいタレ「ヌクチャム」やスイートチリソースと一緒に食べることで、爽やかな一皿が完成します。
一方の揚げ春巻きは、中華風の揚げ春巻きとは一味違い、豚挽き肉や春雨をライスペーパーで包んで揚げたもの。
カリッとしながらも中はむっちりとした食感がたまりません。
単体ではもちろん、麺料理のトッピングになることもあります。
ブン
ベトナムの麺料理としては日本ではフォーが有名ですが、ベトナム人にとってよりポピュラーなのが、米粉で押し出して作ったブンという丸麺。
一言でブンといっても、スープに浸して食べたり、つけ麵のようにしたり、混ぜ麺にようにしたりなど、さまざまな食べ方があります。
例えば、豚肉の肉団子の入った甘酸っぱいつけ汁に、たっぷりの野菜とともにブンを浸してつけ麺のように食べる「ブンチャー」や、牛肉をのせた濃厚な旨辛スープで食べる「ブンボーフエ」など、地域や店舗によって様々なバリエーションが楽しめます。
もちもちのブンと、シャキシャキ野菜の組み合わせは触感も楽しく、暑い日にもぴったりの一品です。
バインミー
バインミーとは、フランスパンに具材を詰め込んだサンドイッチのこと。
バインミーの具材には、ローストポークや鶏肉、エビ、パテ、なます、パクチーなどが使われ、それぞれの具材が絶妙なバランスで組み合わされています。
パリッとしたフランスパンと具材の相性は抜群で、一口食べると香ばしさとアクセントの利いた味わいが口いっぱいに広がります。 ベトナムの路上で手軽に味わえるバインミーは、ベトナム食文化を存分に楽しめる一品です。
バインセオ
一見とん平焼きのようにも見えるバインセオ。実は卵は一切使っておらず、米粉やココナッツミルクでできたカリカリのクレープのような生地で、独特な黄色い色味はターメリックでつくられています。
エビや豚肉、もやし、玉ねぎ、などの具材がたっぷりと包まれており、これをパクチーとともにレタスやライスペーパーで包んでヌクチャムにつけていただくのが一般的。
ココナッツミルクの甘い香りとパクチーの香りは相性抜群!カリカリの生地をシャキシャキの野菜で包んで、食感のコントラストも楽しめます。
いかがでしたか?
多様な食文化の影響を受けながら、発展してきたベトナム料理。
エスニック料理の中でも比較的マイルドながら、日本にはない食材の組み合わせや、食感のコントラストなど、ベトナム料理は食べるたびに新しい発見があります。
日本でベトナム料理屋を見かけたらラッキー!ぜひこれらの絶品ベトナム料理を味わってみてください!