国内において、純粋犬種の犬籍登録など行っている一般社団法人ジャパンケネルクラブ（JKC）では、毎年犬種別犬籍登録頭数を発表しており、2022年には2021年の登録数が発表されました。

あなたが飼いたい、又は飼っているワンちゃんの犬種はランクインしているでしょうか？上位にランクインした犬種を中心に紹介していきます。

【1位は14年連続でトイプードル！】

1位は2008年から首位をキープしている「トイプードル」

可愛い見た目もですが、賢く毛が抜けにくいなど、比較的飼いやすいと言われる犬種です。

ジャパンケネルクラブでは、トイ、ミニチュア、ミディアム、スタンダードと全てのプードルの合計でカウントされていますが、トイプードルだけの登録数で見ても2位のチワワの51,837頭と比較して85,347頭と人気の高さが伺えます。

 

【2位は不動の人気のチワワ】

2位のチワワは2000年以降ずっとベスト3位に入っており、実は1位のトイプードルよりも長い期間、その人気を保ってます。

そんなチワワの人気の理由はなんといってもその大きな瞳と小さな体。その愛くるしい表情で見つめられたら、ついお迎えしたくなってしまうのも頷けます。

またそのサイズ故、散歩などの運動量が少ないので、女性や年配者でも扱いやすいのも人気の理由の一つでしょう。

【3位は安定した人気のミニチュアダックスフンド】

3位のダックスフンドは2008年にトイプードルに1位を譲るまでは長期間1位を維持していたほどの人気犬種です。

短足胴長、長いマズルが特徴的でかわいい見た目をしていますが、賢くしつけやすい性格をしています。

元々が猟犬として飼われていた犬種からか、活発な子が多く、その愛くるしい見た目も相まって、走り回る姿は見ているととてもなごみますよね。

 

【4位はもふもふ！ポメラニアン】

4位のポメラニアンはなんといってもその小さな体と美しい被毛が特徴。

実は20年以上トップ10に入っている人気の犬種で、愛玩犬として品種改良されてきた事もあって、その可愛さは一級品。

活発な性格をしていて、駆け回っている子犬の姿は正に「走る毛玉」です。

 

【5位は愛らしい顔立ちが癖になるフレンチブルドッグ】

フレンチブルドッグは2000年時点では21位、2010年では8位と近年急激に人気を上げています。

明るく人懐っこい性格で、無駄吠えなども少なく、マンションなどでも飼いやすいフレンチブルドッグは今ほどではないですが昔から人気がありました。

SNSの発達などで、愛嬌たっぷりの姿を目にする機会が増えたのも人気が上がってきた理由の一つでしょうか。個人的にファッション感覚で犬を飼う人は気に入らないですが。

 

【6位 立派なヒゲと眉毛がくぁいいミニチュア・シュナウザー】

6位のミニチュア・シュナウザーは順位の変動こそあれ、長年トップ10を維持している人気犬種です。

毛玉になりやすいのでブラッシングは必須ですが、抜け毛は少なく、明るく愛情深い性格なので、比較的飼いやすい事が人気の理由の一つでしょう。

 

【7位は全国民の愛犬！柴犬】

7位はトップ10で唯一日本が原産国の柴犬。

昔からドラマ映画などの作品にも良く出演しており、安定的な人気を誇っています。

最近ではフレンチブルドッグ同様、SNSの発展などで広く知られるようになり、海外でも徐々に人気が出ている様です。

 

【8位 毎年ランクイン、ヨークシャー・テリア】

 

4位のポメラニアン同様、ヨークシャー・テリアも20年以上トップ10を維持している人気犬種です。

美しい被毛に加え、甘えん坊なので愛犬とできるだけ一緒にいたい様な人にはうってつけ。

また小さくて華奢な外見とは裏腹に、テリア種特有の勇敢で活発な一面もあるので、ぶつけたり転んだり、ケガをしない様に注意する事が必要です。

 

【9位は美しい白い毛色が特徴のマルチーズ】

 

 

9位はマルチーズ。昔から愛玩犬として飼われていた犬種で、昔は日本国内の登録頭数で1位を取っていた事もあります。

特徴はなんといっても純白の毛色。大人しく従順な性格な事もあり、飼い主に見せる可愛らしい姿は生粋の愛玩犬です。

【10位 中国では宮廷で飼われていた！？シーズー】

10位のシーズーは中国の宮廷が飼われていた犬が原型と言われており、そのイギリスなどの欧米に渡ったと言われています。

日本国内でも安定した人気があり、長い期間に渡りトップ10入りを果たしています。

穏やかな性格に鼻ぺちゃで愛嬌のある顔立ちが人気の理由と言えるかもしれません。

【11位～15位大型犬代表のゴールデン等がランクイン】

11位：ゴールデン・レトリーバー

12位：パグ

13位：ラブラドール・レトリーバー

14位：ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

15位：パピヨン

11位から15位までは日本でも馴染み深い犬種がランクイン。

11位のゴールデン・レトリーバーと13位は海外でもトップ10常連という事もあり、日本では大型犬でトップ20にランクインしているのはこの2種だけです。

【16位～20位　往年の名作映画に出てくる犬種が登場】

16位：ジャック・ラッセル・テリア

17位：ビション・フリーゼ

18位：ミニチュア・ピンシャー

19位：キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

20位：イタリアン・グレーハウンド

16位には映画「マスク」にも登場したジャック・ラッセル・テリアがランクイン。他にもミニチュア・ピンシャーやイタリアン・グレーハウンドなど、トップ層には及ばすとも、毎年ランクインしている犬種が揃っています。

【日本は海外に比べ小型犬が人気！】

これまでトップ20までを見てきましたが、ほとんどが小型犬。大型犬に至っては2種しかランクインしていません。

欧米諸国では大型犬の占める割合はもっと多く、アメリカでは長年ラブラドール・レトリーバーが1位を独占しています。

これは色々な要因があると考えられますが、日本では海外と比較しても犬を可愛がる対象として飼ったり、他国と比較して狭い国土の面積など、日本特有の住環境が大きな要因かもしれません。