日本では何かと「甘いもの」を食べる機会が多く、バレンタインやホワイトデー、クリスマスなどイベントでも甘いものを食べることって多いですよね?
しかし、あるとき甘いものを食べ歩いていたら、店舗によって「デザート」と呼んでいたり、「スイーツ」と呼んでいたり、あるお店ではあまり聞いたことがない「ドルチェ」と呼んでいたのです。
「なぜ同じものなのに名称が違うのか?」
「デザート、スイーツ、ドルチェで意味って違うの?」
「なぜ呼び方を変えるの?」
など、気になることが多々あったので、デザートとスイーツ、ドルチェの違いに関してを調査してみました!他にも、おまけ的要素として、外国で人気の日本のスイーツを調査してみました。
デザート、スイーツ、ドルチェの歴史を知りたい方は、ぜひ見ていってください◎
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日本とお菓子
現代は色々な種類のお菓子があり、気軽にいつでも買える時代です。今では当たり前のように食べているお菓子ですが、日本では一体いつから「お菓子」というものが存在し始めたのでしょうか?
デザート・スイーツ・ドルチェの違いを紹介する前に、まずは日本とお菓子の歴史を知っておきましょう◎
以下の表にお菓子の歴史をまとめてみたので、ぜひ見てみてください(想像していたよりも、お菓子の歴史って古いんです)。
紀元前・大和時代 | この時代に果物などを使った日本のお菓子が作られはじめたと言われています。 |
奈良時代・平安時代 | 簡単な穀物を加工しただけだったお菓子が砂糖も使い、味や形のレベルが上がりました。 |
鎌倉時代・南北朝時代 | 砂糖が国内でも生産されるようになり、和菓子の原型が生まれました。 |
室町時代・安土桃山時代 | ポルトガルからカステラやキャラメルが持ち込まれ、お菓子に大変革が起きました。 |
江戸時代 | 京菓子として日本独自の進化を果たし、現在の和菓子がほとんどがこの時代に生まれたと言われています。 |
明治時代・大正時代 | 明治維新後、ドロップやキャンディ、チョコなどが持ち込まれ、お菓子の大革命が起きました。 |
昭和時代 | 洋菓子や和菓子が急速に進化し。機械化による大量生産も可能に。 |
現代 | 人々の健康志向が高まり、それに応じたお菓子が急速に増えました。 |
私たちが普段から食べているお菓子って、まさか紀元前からあったなんて驚きですよね!紀元前のときのお菓子と現代のお菓子を比較すると、かなりクオリティー的にレベルアップしていることが分かりました。
時代の進みとともに変化するお菓子。今から100年後だと、どんなお菓子が生まれているのか気になりますね!
デザート・スイーツ・ドルチェの違い
それでは本題の「デザート」、「スイーツ」、「ドルチェ」の違いを詳しく見ていきましょう!
普段からよく耳にすると思いますが、ちょっとした違いが分かれば、今後甘いものとの向き合い方が変わるかもしれません。3つの違いを知っている人は意外と少ないので、違いを知ったら周りの人に自慢しちゃいましょう♪
デザートの意味
デザートとは、主食のあとに食べる「お菓子」、「果物」、「チーズ」などを総称して言います。食後に全てを片付け改めて提供される甘味料理が「デザート」です。
デザートは基本的に甘い味のものが多く、口当たりがしっとりとしたものが多い傾向にあります。まとめると、「デザートって何?」と聞かれたら、「デザートは食後に出されるお菓子や果物」と答えればOKです◎
デザートの語源は「フランス」。
スイーツの意味
スイーツとは甘いものを差し、特に洋菓子のことをスイーツと呼びます。1990年後半頃から一般的に使われるようになりました。
ちなみに、果物のことはスイーツと呼ぶことはほとんどありません。「スイーツでも食べたいね~!」という話になったら、主にケーキやプリンなどの洋菓子的な甘いものを想像すればいいでしょう◎
スイーツの語源は「イギリス」。
ドルチェの意味
ドルチェ(dolce)は、イタリア語で「甘い」、「やわらかい」、「優しい」などの意味です。そのため、イタリアではデザートのことをドルチェと呼んだり、日本にあるイタリア料理屋さんでもメニューにドルチェと表記したりするのです。
しかし、「甘美な」という意味も持つドルチェは、音楽用語としても使われます。やわらかく優しい表現が求められる時に「ドルチェ」という言葉を使うのだそう。また、イタリアの男性は女性への褒め言葉としてドルチェと使うこともあるみたいです。
ドルチェの語源は、「イタリア」。
外国から人気のお菓子
デザート、スイーツ、ドルチェの意味が分かったところで、番外編!
日本には色々なお菓子ががありますが、「海外でも人気なのかな?」と思ったことはありませんか?実際に日本のお菓子は海外でも大人気で、テレビでも外国人に好きな日本のお菓子を聞く企画をたくさん放送しています。
外国人が選ぶ好きな日本のお菓子は何なのか!?早速見てみましょう!
①キットカット
キットカットは外国人の方からの人気がかなり高く、お土産の定番として重宝されています!なぜそこまで人気が高いのかというと、「日本独自のオリジナルフレーバー」です。
実はキットカットは海外でもメジャーな商品なので、気軽に手に入ります。それなのにも関わらず、日本に来てまで買う理由は日本でしか売っていないフレーバーがあるから◎
また、限定パッケージがかわいいという理由から、お土産として大量に購入していく方が多いみたいです♪
②ポッキー
ポッキーといえば、日本人の誰もが知っていると言っても過言ではないほど人気のお菓子ですよね!?
なんとポッキーは「棒状チョコレート菓子」としては世界で初めて販売したとされているのです!また、11月11日はポッキーの日と親しまれるほど認知度は抜群。
手を汚さずにチョコを食べられる点、日本限定の味がある点が外国人にウケているみたいですね♪
③たけのこの里
あのたけのこの里が、外国人による好きな日本のお菓子ランキングにランクイン!
外国人がたけのこの里が好きな理由は、以下の通り◎
「形がなんかクール!」
「あのサクサクした感じが大好きで、家族や友人にシェアしたい!」
④コアラのマーチ
コアラのマーチは、私も大好きなお菓子の1つ!それが外国人にも人気なんて、なんだか嬉しい気持ちになります♪
海外のパティシエの方々からも絶賛されているらしく、味の他にも見た目が可愛いという理由でお土産としてよく買われるみたいです♪
特に子どもがいるご家庭だと、子どもにせがまれることが多いそう(笑)
⑤じゃがりこ
じゃがりことえいば、あのCMでもおなじみ!あの絶妙な食感が美味しくてたまらないですよね◎
その美味しさは外国にも伝わっていて、「初めて食べた時に感動した!」、「おつまみに最高!」、「あの食感のお菓子はうちの国にはない!」など、絶賛する声が多数!
どの味が人気かは国によって違いますが、私はやっぱりサラダ味が好きです♪
⑥うまい棒
日本の駄菓子の代名詞とも言える「うまい棒」。料金もかなり安く、大量購入に向いているため海外からの旅行者に大人気です◎
安い割に美味しいと評判で、しかも味のバラエティーが豊富なので選ぶ楽しさもあるそう♪
また、「うまい棒のキャラが可愛い!」と言っている外国人も多く、ゲームセンターの景品になっているものを狙う外国人もたくさんいます!
⑦大福・もち
大福・もちなどの和菓子は、実は外国の方から人気があるお菓子の1つです!和菓子は日本ならではのお菓子なので、「旅行に来たら絶対に食べて帰る!」という方が多いそう!
実際に私たちも海外に旅行に行ったら、現地特有のお菓子とかって絶対食べたくなりますよね!?
ただ、本格的な和菓子は賞味期限が短く、お土産にはできないのが残念みたい…。
あまり人気が無いのは…
人気のお菓子がある一方、外国人の口にはあまり合わないお菓子もあります。
それは、「あんこ」です。
ただ、味の好みは国籍で決まるのではなく、個人で決まります、なので、あんこが好きという外国人も大勢いるのも事実。あんこがあまり好まれないのは、食べる機会が少ないからかもしれません。
もしくは、あんこが使用されているお菓子をまだ知らないのかもしれない。
実際、私たちが海外に行くと「ん?これは不思議な味がするな」と思ったことはありませんか?結局、その不思議な体験すらも楽しいのが海外旅行なのです♪
まとめ
デザート・スイーツ・ドルチェの違いを紹介してきましたが、いかがでしたか?私は3つの言葉にそこまで大差は無いと思っていたので。はっきりとした違いがあることを知って驚きでした。
意外とデザート・スイーツ・ドルチェの意味の違いが分かっている人は少ないので、今回知ったことをぜひ色々な人に教えてあげてくださいね◎言葉の意味を知ったからこそ、今後甘味との向き合い方がちょっと変わるかもしれませんね♪